長野県の代表的なパワースポットである諏訪大社。
4つのお宮があるので、「どこに行ったらよいのかわからない」という方も多いと思います。
初めてお参りする方にも、わかりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
結論:諏訪大社は結局どこがいいの?
最初に結論を申し上げます。
社格は同じなので、行きやすいお宮に行きましょう。
ただし、公共交通機関で行く人は、下社2社がアクセスしやすくおすすめです。
下社は季節により神さまがいないことがありますので、気を付けてくださいね。
それぞれのお宮に向いている人をまとめますので、参考にしてください。
上社本宮がおすすめ
- 車で移動する
- お土産を買ったりして、観光を楽しみたい
- 歴史的建造物が見たい
上社前宮がおすすめ
- 車で移動する
- 自然のなかの散策を楽しみたい
- 諏訪大社発祥の地に行きたい
- 御柱4本に触れたい
下社秋宮がおすすめ
- 電車で移動する
- お土産を買ったりして、観光を楽しみたい
- 行く時期が、8月1日~1月31日
下社春宮がおすすめ
- 電車で移動する
- 自然のなかの散策を楽しみたい
- 行く時期が2月1日~7月31日
4社それぞれの特色は後述します。
諏訪大社とは
「諏訪大社」は、長野県諏訪湖の周辺4カ所にお宮をもつ神社の総称です。
- 信濃國一之宮
- 諏訪神社の総本社
で、「古事記」にも登場する、国内で最も古い神社のひとつです。
- 建御名方神(たけみなかたのかみ)
- 八坂刀売神(やさかとめのかみ)
- 八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
①建御名方神
建御名方神は、大国主神(おおくにぬしのみこと)の御子神で、水と風を司り、信濃國を開拓された力の強い神さまです。
②八坂刀売神
建御名方神と八坂刀売神は御夫婦の神さまです。
③八重事代主神
建御名方神の兄神で、下社に祀られています。
- 縁結び
- 子授け
- 安産
- 家内安全
- 開運招福
- 商売繁盛
- 厄除け など
4社社殿の周囲四隅に、「御柱(おんばしら)」と呼ばれる4本のもみの木が建てられています。
御柱は、7年に一度(寅と申の年)行われる「式年造営御柱大祭」で建て替えられます。
御柱について詳しく知りたい方は、下社春宮近くの「おんばしら館 よいさ」の見学もおすすめです。
木落とし体験もできますよ。
上社と下社
諏訪大社は、諏訪湖の
- 南側にある上社・本宮と前宮
- 北側にある下社・秋宮と春宮
にわけられます。
【諏訪大社・上社と下社の位置図】
上社はもとは「上諏訪神社」、下社は「下諏訪神社」という別々の神社で、その名残で「上社」「下社」といわれると考えられています。(諸説あります)
諏訪大社の大きな特徴は、本殿と呼ばれる建物がないことです。
代わりに、以下のものを御神体として拝しています。
上社/守屋山
下社秋宮/御神木・一位の木
下社春宮/御神木・杉の木
諏訪大社はどこがいいの?4社についてそれぞれ解説
4社、それぞれの特色や見どころについて解説します。
実際にお参りした人の口コミと、実際に筆者も参拝しに行ったので、参考にしてくださいね。
上社本宮
「上社本宮」は、JR「上諏訪」駅から東南へ6キロ、神体山の山麓に鎮座しています。
〈御祭神〉
建御名方神(たけみなかたのかみ)
〈見どころ〉
- 神体山を排するための独特な社殿配置
- 徳川家康が造営寄進したといわれる四脚門などの貴重な建造物
社殿6棟が、国の重要文化財に指定されています。
【口コミ】
引用元:Googleマップクチコミ
- 本宮なだけあり四社の中でもほんとに大きい境内で拝殿も立派で別格でした。 神楽殿が立派で中の太鼓も凄い物です。
- 境内は広く、多くの社殿や建造物があり、観光や参拝者が多いですが、一流の古社としての風格とご神気が境内に満ちている感じで神聖な雰囲気です
- 駐車場もたくさんあり、外に出てすぐのところにお土産屋さん、食事処もあり、諏訪エリアの観光スポットとしては外せない場所。
- 諏訪大社多すぎてどこ参拝すればいいか分からん!って人はとりあえずここをお参りしておけば問題なし。ここには常に神様が居ます。
【上社本宮基本情報】
住所 | 諏訪市中洲宮山 1 |
参拝 | 24時間 |
授与所 | 8:30~17:00 |
アクセス | JR「茅野」駅より約3.2㎞(徒歩で40分以上) JR「上諏訪」駅より約7㎞ |
お問い合わせ | 上社本宮0266-52-1919 |
㏋ | https://suwataisha.or.jp/honmiya.html |
/
上社前宮
「上社前宮」は、本宮の南東2㎞、高台で豊富な水や日照を得られる場所に鎮座しています。
〈御祭神〉
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
〈見どころ〉
- すべてに触れることのできる4本の御柱
- 樹々や清流に囲まれた神聖な空気感
御祭神が最初に居を構えられた諏訪信仰の発祥の地とされ、パワーが最も感じられるお宮ともいわれます。
【口コミ】
引用元:Googleマップクチコミ
- 諏訪大社の中で一番好きな神社です。 鳥居⛩️から少し上り坂を上がった所に拝殿があります。 そして唯一御柱の4本全部が見れる神社です 近くの御神水とされる小川もあり夏場はとても冷たい水が流れています。 御神木はないとの事でしたが全部が御神木に感じました
- 諏訪大社四社の中でも良い意味で渋く好きな空気感でした。鳥居から傾斜があり社殿まで登り坂を登った先にあります。山からの新鮮な湧き水が冷たくて気持ち良いです。
- 前宮の名前の由来は、上社本宮の「前」に創建され、御祭神のタケミナカタノカミが諏訪の地で最初に降り立った地であると伝承されている。他の3社とは雰囲気が異なる。
- 心が綺麗になった気持ちになり、活力が湧いてきました。
【上社前宮基本情報】
住所 | 茅野市宮川2030 |
参拝 | 24時間 |
授与所 | 9:00~16:30 |
アクセス | JR「茅野」駅より約1.2㎞(徒歩約35分) 本宮より約1.5㎞(徒歩約25分) |
お問い合わせ | 上社本宮0266-52-1919 |
㏋ | https://suwataisha.or.jp/maemiya.html |
/
下社秋宮
「下社秋宮」は、JR「下諏訪」駅の東北約1km、旧中仙道と甲州街道の分岐点の要所に鎮座しています。
筆者も上社本宮の後に、下社秋宮に車で移動して参拝しに行きましたよ。
上社本宮から下社秋宮までは、30分くらいで着きました。
ちょうどお盆休み中だったので、若干渋滞していたため、30分ほどかかっています。
駐車場は広く、こちらも無料だったので観光客は助かりますよね。
〈御祭神〉
建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
〈見どころ〉
- 大きな注連縄をつけた神楽殿
- 青銅製では日本最大といわれる狛犬
下社では、2月1日と8月1日に神さまが春宮と秋宮間で引っ越しをします。
秋宮に神さまがいらっしゃる時期は、8月1日~1月31日です。
【口コミ】
引用元:Googleマップクチコミ
- 諏訪大社四社のなかで一番華やかな雰囲気の境内です。しめ縄がとても大きくて立派だった、これを見に行くだけでも一見の価値ありだと思う。さざれ石もあります
- 横にもちらほらと見るべきスポットがあり、お土産物もたくさんあった。 本宮よりもカジュアルで春宮よりも観光地なところ。清々しくて気持ちの良いところでした。 春宮とともにお参りするのがオススメです。
- 諏訪大社秋宮の狛犬の凛々しさに見惚れてしまいます。しめ縄も立派で美しい神社です
- 諏訪大社下社で、比較的街中に鎮座しているので、諏訪大社参拝初の人にはオススメである。
【下社秋宮基本情報】
住所 | 諏訪郡下諏訪町5828 |
参拝 | 24時間 |
授与所 | 8:30~17:00 |
アクセス | JR「下諏訪」駅より約0.8㎞(徒歩約10分) |
お問い合わせ | 下社秋宮0266-27-8035 |
㏋ | https://suwataisha.or.jp/akimiya.html |
/
下社春宮
「下社春宮」は、秋宮から西へ1kmの位置で、旧中仙道沿いに鎮座しています。
〈御祭神〉
建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)
〈見どころ〉
- 大隅流宮大工による社殿の見事な彫刻
- 砥川に浮かぶ浮島
春宮に神さまがいらっしゃる時期は、2月1日~7月31日です。
【口コミ】
引用元:Googleマップクチコミ
- 秋宮を参拝してから春宮に行こうか迷ったが、訪れて良かった。境内全体が厳かで落ち着く。(中略)なんといっても、春宮から万治の石仏に向かう道中の砥川沿いの光景は素晴らしい。
- 春宮の拝殿・左右片拝殿は国の重要文化財。 春宮秋宮の二社の建築は、彫刻において技が 競われているとのことなので、 そういった視点で見るのもたのしいですね!
- 秋宮同様、神楽殿のしめ縄がとても立派です。 弊拝殿の彫刻は宮大工が腕を奮ったそうで、見るべきポイントです。
- 秋宮と比べるとこぢんまりですが、川沿いにあるので、近隣を散策すると見所たくさんあり、気持ちいいです。
岡本太郎さんが絶賛したという「万治の石仏」にも、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
【下社春宮基本情報】
住所 | 諏訪郡下諏訪町193 |
参拝 | 24時間 |
授与所 | 8:30~16:30 |
アクセス | JR「下諏訪」駅より約1.2㎞(徒歩約15分) 秋宮より約1.2㎞(徒歩約15分) |
お問い合わせ | 下社秋宮0266-27-8035 |
㏋ | https://suwataisha.or.jp/harumiya.html |
/
諏訪大社4社巡りの回り方と順番は?
諏訪大社の4社は共通点も多いですが、それぞれに違った魅力があります。
もし機会があれば、4社全部を回ってみましょう。
諏訪大社4社をお参りするのを「四社まいり(巡り)」といい、最大限のご利益を授かることができるとされます。
- 参拝の順番に、決まりはありません
- 社格は4社同じです
上社か下社を、2社ずつまとめて回るのがおすすめです。
【四社まいりアクセス方法】
諏訪大社4社巡りで記念品はもらえる?
四社まいりで、4社の御朱印をすべて集めると、最後の神社で記念品がもらえます。
記念品は、お参りする時期により変わるようです。
- 巾着
- 小銭入れ
- うちわ
- 落雁としおり など
参拝の記念となり、嬉しいですよね。
まとめ
諏訪大社4社について、特色などを解説しました。
諏訪大社4社はそれぞれ趣が違い、人により好きなお宮が分かれるようです。
可能であれば4社巡りをして、お気に入りのお宮を見つけてみてください。
1日で回ろうとすると大変ですが、上社と下社の2日に分ければ、比較的楽に参拝ができますよ。
御朱印を忘れずにもらいましょう!
諏訪大社の初詣に行ってみたい人は、下記の記事に初詣の情報をまとめているので、ぜひご覧ください。
初詣は混雑必須ですが、新年に行くと、パワースポットの恩恵を感じられますよ。
コメント