都心とは思えない、静かな環境の中に鎮座する赤坂氷川神社。
恋愛成就を願う人にとっては気になる神社ですが、検索の際、「怖い」のワードが出てくると心配になってしまいますよね。
場所に対する感じ方は人それぞれですが、スピリチュアルな意味での怖い情報はほとんどありませんので、安心してお参りしましょう。
本記事を読めば、参拝者が絶えない人気の理由がわかりますよ。
「最近癒しが足りてないな」という方にもおすすめの神社ですので、ぜひ最後までお読みください。
赤坂氷川神社が怖いと言われているのはなぜ?
赤坂氷川神社は「怖い」と言われることがありますが、「怖いくらい願いが叶う神社だから」というのが一番の理由のようです。
厄除・縁結び・家内安全・商売繫盛など
特に縁結びのご利益があることが知られていて、東京三大縁結び神社のひとつにもなっています。
縁結びのご利益は、ご夫婦の神様と、縁結びの神様が祀られていることによると考えられます。
- 「素盞嗚尊(スサノオノミコト)」、とその妻神「奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)」が祀られれている
- 出雲大社の縁結びの神として知られる「大己貴命(おおなむぢのみこと)」が祀られている
スサノオノミコトとクシナダヒメノミコトは仲睦まじく暮らしたといわれています。
私たちも、両神様にあやかりたいですよね。
また、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治してクシナダヒメノミコトを救った伝説から、困難に打ち勝って良縁に恵まれるともいわれています。
赤坂氷川神社の不思議体験とは
赤坂氷川神社では、不思議な体験をした人が多くいます。
SNSには、主に以下のような内容の体験が投稿されていました。
- タイムスリップしたような、不思議な感覚になる
- 不思議な心の安らぎ
- 既視感
どういうことなのか、ひとつずつ見てみましょう。
タイムスリップしたような、不思議な感覚になる
赤坂氷川神社には、江戸時代当時の建物や灯籠などが多く残されていて、タイムスリップしたかのような感覚になります。
江戸時代から残る遺産には、以下のようなものがあります。
- 御社殿
- 江戸の年号が刻まれた石碑や灯籠
- 狛犬
- 樹齢400年の大銀杏
江戸時代の人々が同じ景色を見ていたと思うと、不思議な気持ちになりますね。
赤坂氷川神社を参拝する際には、境内の古い時代のものを探してみましょう。
不思議な心の安らぎ
一歩入ると異世界に迷い込んだかのような感覚になり、不思議と落ち着くという人が多いです。
都会のど真ん中にあるため、周辺と雰囲気が一変することから襲われる感覚であるのかもしれません。
都心では珍しい静かな場所なので、時々散策してみるのもよいですね。
既視感
初めて訪れるのに、来たことがあるように感じたり、懐かしい感覚にとらわれる人もいました。
初めてお詣りしたのですが、不思議な事がありました。今まで来た事もなかった筈の神社の近辺の道の様子が、数日前に見た夢の風景と、よく似ていたのです。夢の中で、私は赤羽橋を目指して歩いていたのですが、坂を下って右に曲がれば赤羽橋に辿り着くという方角や、曲がり角に大きな門のある建物があったという光景も一致していました。鳥居の前の雑木林の感じも夢に出てきた光景に似ていました。オカルトやスピリチュアルには全く興味がありませんが、妙なご縁を強く感じています。
引用元:Googleマップクチコミ
デジャブともいいますが、不思議な現象ですよね。
赤坂氷川神社は、どこか懐かしさを感じさせる場所です。
赤坂氷川神社は縁結びの効果がすごい
赤坂氷川神社は、縁結びの神社として有名です。
恋愛以外の家族や仕事の人間関係のご縁にもご利益がありますよ。
特に話題となっているのが、「縁結び参り」です。
予約は開始数秒でいっぱいになる
予約が取れた時点で、ご利益があったような気がしてしまいますよね。
縁結び参りは、開始時間の瞬間を狙って、予約しましょう。
赤坂氷川神社はスピリチュアルを感じるパワースポット
赤坂氷川神社には、参拝の時に特に注目したいスポットがあります。
- 手水舎
- 御社殿
- 四合稲荷
- 狛犬
- 石灯籠
- 大銀杏
【境内図】
順番に紹介していきますね。
手水舎
赤坂氷川神社の手水舎は、季節の花が生けられているのが特徴です。
手水舎は、神社の細やかな心遣いが感じられるスポットです。
御社殿
「御社殿」は1730年、徳川八代将軍吉宗公の命で建立されました。
- 大きな雲形組物や吹寄せ垂木など、重厚な意匠がみられる
- たび重なる震災や戦禍を免れた奇跡の建築物
- 東京都有形文化財
社務所では、「さくらんぼみくじ」や、かわいい授与品が人気です。
御朱印は、通常御朱印以外に「季節の御朱印」や「月参り御朱印」をもらうことができます。
美しい御社殿を、じっくりと拝観してくださいね。
四合稲荷
「四合稲荷(しあわせいなり)」は、1898年、近くの4社を合祀したことが由来とされる神社です。
- 勝海舟が命名
- 「四社を合祀」・幸福の「しあわせ」・「志を合わせる」の意味を込めたネーミング
- その後、更に3社が合祀される
勝海舟のファンの方は、忘れずにお参りしたいですね。
四合稲荷は、7社を合祀した最強のパワースポットです。
素敵な名前は、江戸城無血開城の功労者の一人である勝海舟の命名です。
狛犬
境内には、7対の狛犬がいます。
それぞれ表情が異なりますので、探してみると楽しいですよ。
中門両脇にある狛犬は、御社殿建立前のもので、都内の石造狛犬の中では最も古いとされています。
石灯籠
石の灯籠も、7対奉納されています。
中門前の灯籠は、老中・水野忠之が御社殿完成を記念して奉納したもので、港区登録有形文化財です。
大銀杏
御社殿建立前からあったとされる大銀杏は、推定樹齢400年です。
東京大空襲で幹の大部分が焼損しましたが、その後も毎年新緑や黄葉で私たちを魅了しています。
大銀杏から、力強い生命力をもらいましょう。
黄葉の時期(11月中旬~下旬)にもらえる「季節の御朱印・大銀杏」も、毎年人気です。
赤坂氷川神社基本情報
赤坂氷川神社の基本情報をまとめます。
- 沿革
- 神様について
- 赤坂氷川神社のお祭りについて
順番に解説していきます。
【赤坂氷川神社の基本情報】
住所 | 東京都港区赤坂6-10-12 |
開門時間 | 6:00~17:30 |
社務所 | 9:00~17:00 |
最寄駅 | ・千代田線「赤坂」駅(6番出口) ・日比谷線「六本木」駅(7番出口) ・大江戸線「六本木」駅(7番出口) ・南北線「六本木一丁目」駅(1番出口) ・銀座線「溜池山王」駅(12番出口) |
駐車場 | 無料駐車スペース(9台) |
お問い合わせ | 赤坂氷川神社03-3583-1935 |
㏋ | https://www.akasakahikawa.or.jp/ |
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沿革
赤坂氷川神社の創建は951年です。
東国を遊行していた蓮林僧正が現在の赤坂4丁目付近で一夜を明かした際、夢中で御祭神のお告げがあり、氷川明神の社殿を建てて祀ったことが始まりとされます。
- その後、雨乞いの祈願がたちまち叶ったことから、神事が執り行われるようになる
- 紀州徳川家の吉宗公が将軍になった際、紀州藩中屋敷が赤坂にあったことから、幕府の尊信が高まる
- 1729年、吉宗の命により、現在地に社殿を造営
赤坂氷川神社は、八代将軍徳川吉宗と縁がある神社です。
神様について
赤坂氷川神社には、三柱の御祭神が祀られています。
- 素盞嗚尊(スサノオノミコト)
太陽神・天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟神。勇猛果敢な神様で、ヤマタノオロチを退治したことで有名。 - 奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)
スサノオノミコトにより、ヤマタノオロチから助けられた妻神。豊饒を司る女神とされる - 大己貴命(オオナムヂノミコト)
スサノオノミコトとクシナダヒメノミコトの子孫にあたる神様。別名・大国主(おおくにぬし)とも呼ばれ、出雲大社の縁結びの神として有名。
赤坂氷川神社のお祭りについて
赤坂氷川神社の1年で最も重要な神事は、9月15日に執り行われる「例祭」です。
例祭前後には、「赤坂氷川祭」が行われます。
- 神輿や山車の巡行
- 盆踊り
- 露店の出店など
赤坂氷川祭は江戸時代から続く歴史あるお祭りで、貴重な山車や山車人形が巡行するなど、賑やかに執り行われます。
【参考:平成5年赤坂氷川祭】
日時/9月15日~17日
【主な神事・催し物】
- 9月15日/例祭・宵宮巡行
- 9月16日/子供神輿巡行
- 9月17日/神幸祭
期間中は、交通規制も実施されました。
祭りの詳細や、平成6年の予定については、赤坂氷川神社公式サイトからご確認ください。
山車展示場
赤坂氷川神社内では、貴重な「江戸型山車」を常時展示しています。
江戸の祭文化を今に伝える山車の一部を、間近で見ることができますよ。
まとめ
赤坂氷川神社が怖い理由や、ご利益について解説しました。
都心にあるのでアクセスしやすく、地下鉄の駅から徒歩10分前後で参拝することができます。
「呼ばれたかな」と思ったら、ふらっと鳥居をくぐってみましょう。
都会の喧騒を忘れて、心穏やかな時間を過ごすことができますよ。
「季節の御朱印」に合わせて参拝するのもおすすめです。