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熱中症の食べ物差し入れでおすすめは?注意点も紹介!

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桜の季節が終わったら、あっという間に蒸し暑い夏がやってきます。

仕事や部活などに励まれるご家族、お仲間に、熱中症予防になる差し入れをしたいと思われている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆さんに、差し入れて喜ばれる食べ物や飲み物をご紹介します。

また

  • 熱中症の症状
  • 熱中症にかかった場合の対処方法
  • 予防方法

など、熱中症についての基礎知識も調べました。

地球温暖化やヒートアイランド現象で、熱中症の危険性が年々高まっています。

熱中症に関する正しい知識を身につけたいですね。

本記事が、ご自身やご家族の健康を守るためにお役にたてばと思います。

目次

 熱中症を防げるおすすめの差し入れ!食べ物編

暑い中、スポーツや作業をするご家族がいると、熱中症を防ぐ食べ物を差し入れしたいですよね。

熱中症予防になり、喜ばれる差し入れを集めてみました。

夏の差し入れの基本を

  • 持っていきやすいもの
  • 腐りにくいもの
  • 常温保存ができるもの
  • 個包装で配りやすいもの
  • お求めやすいもの

と考え、選んでみました。

ぜひ参考にしてくださいね。

差し入れにおすすめの市販の食べ物

市販のもので、差し入れにおすすめの食べ物を選びました。

[box04 title=”差し入れにおすすめの食べ物”]

  1. ゼリー飲料
  2. フルーツゼリー
  3. 塩入タブレット
  4. 梅干し、干し梅
  5. 飴類
  6. レモンのドライフルーツ
  7. 水ようかん、塩ようかん

[/box04]

①ゼリー飲料

ウィダーinゼリーなどのゼリー飲料は、エネルギーの補給、熱中症対策に最適です。

②フルーツゼリー

一口サイズのものが、配りやすく食べやすくておすすめです。

凍らせて持っていきましょう。

凍った状態ではシャーベット感覚で食べられ、体を冷やせますし、溶けてしまっても問題ありません。

大きめのフルーツゼリーを冷やして持っていくのもよいです。その際は、スプーンを忘れずに。

③塩入タブレット

タブレットは高温でもベタベタせず扱いやすいです。

塩分がとれるので熱中症対策になります。

④梅干し、干し梅

梅干しはミネラルのバランスがよい食品で、塩分の摂取と、クエン酸により疲労回復効果が期待できます。

⑤飴類

塩飴、塩レモン飴など熱中症対策の飴が多く市販されています。

大量に汗をかいた後は水分と一緒に摂取したいですね。

⑥レモンのドライフルーツ

ビタミンC、ミネラル、クエン酸が摂取できます。

塩レモンタイプの商品もあります。

⑦水ようかん、塩ようかん

水ようかんは冷やして持っていくと喜ばれます。

塩羊かんは塩分補給ができます。

差し入れにおすすめのフルーツ

生のフルーツは細菌が繁殖しやすいので、調理時の衛生管理、保冷など注意が必要です。

[box04 title=”差し入れにおすすめのフルーツ”]

  1. スイカ
  2. バナナ
  3. レモンのはちみつ漬け

[/box04]

①スイカ

水分とミネラルが多く含まれています。塩をかけて食べれば塩分の補給もでき、熱中症対策に最適なフルーツです。

冷えたものをその場で切って出せる状況以外は、食べやすいようカットして持っていきましょう。

②バナナ

カリウムが多く、お腹にたまり手軽に食べることができます。

③レモンのはちみつ漬け

甘くて食べやすく、ビタミンCが摂取でき、クエン酸により疲労回復が期待できます。

調理時には、よく洗う、手袋をつけて調理するなど衛生管理を徹底しましょう。

皮ごとはちみつにつける場合は、国産レモンが安心です。

おにぎり

差し入れの定番、おにぎりを持っていくのであれば梅干しがおすすめです。

ただし手作りはどうしても腐りやすいです。

適切に管理できない場合は手作りにこだわらず、差し入れ先に近いコンビニで購入する等も検討してみましょう。

おにぎりを傷みにくくするポイント

  • 炊飯の時に酢や梅干しを入れる。
  • 生もの、味の薄いものは具に入れない。マヨネーズを使った具、たらこ、すじこなどはNG。
  • 炊き込みご飯は傷みやすいので避ける
  • 炊飯タイマーは使わず、なるべく当日の朝に炊くようにする。
  • 素手でにぎらない。
  • 塩を利かせて握る。
  • のりは巻かない。(湿気で傷みやすくなる。)食べる直前に巻くようにする。
  • 完全に冷めてから包む。
  • 食べるまで涼しい場所で、保冷剤を入れた保冷バッグ、クーラーボックスで保管する。

食中毒を防ぐ基本事項は後述します。

熱中症を防げるおすすめの差し入れ!飲料編

特にスポーツや屋外での仕事をしている方への差し入れには冷たい飲料は喜ばれます。

味のついていない冷たい飲み物と塩分補給できる食品を組み合わせると、更に気の利いた差し入れになります。

[box04 title=”差し入れにおすすめの飲み物”]

  1. ミネラルウォーター
  2. 麦茶
  3. スポーツドリンク

[/box04]

①ミネラルウォーター

失われた水分を補うにはミネラルウォーターがよいです。

一度に大量に水を飲むと体内のミネラルバランスが崩れることがありますので、一緒に塩分を補給するようにしましょう。

②麦茶

ノンカフェインである麦茶は水分補給におすすめです。

汗をかいた後は、一緒に塩分を補給するようにしましょう。

緑茶や紅茶、コーヒーにはカフェインが含まれていて利尿作用があり、体から水分を排出してしまいますので熱中症対策には向きません。

③スポーツドリンク

運動部など、汗をかきエネルギーを大量に消費する方への差し入れには最適です。

水分だけでなくナトリウムや糖分も補給することができます。飲みすぎには注意しましょう。

経口補水液は、塩分の量が多く糖分が少ないため飲みにくいようです。スポーツドリンクと間違えないようにしましょう。

脱水症状を起こしている場合はスポーツドリンクより経口補水液がおすすめです。

ビールなどアルコール飲料は、利尿作用があるため水分補給には適しません。

差し入れするときの注意点

夏の差し入れで怖いのは「食中毒」です。

衛生管理の徹底や、保管場所などに細心の注意が必要です。

注意点をまとめました。

参考にしてくださいね。

食中毒を防ぐ基本

  1. つけない
  2. ふやさない
  3. やっつける

差し入れの場合、現地で加熱したりして「やっつける」ことが難しいので、細菌を「つけない」、「ふやさない」、調理中に「やっつける」ことが大切です。

[box04 title=”食中毒を防ぐ具体的な対策”]

  • 生ものは避ける
  • 賞味期限を確認する
  • 食べるまで時間がある時は、冷蔵庫や涼しい場所で保管する
  • クーラーボックスに氷や保冷剤を入れて保管する

[/box04]

以上に加え、手作りする場合は細心の注意を払いましょう。

[box04 title=”手作りする場合の対策”]

  • 清潔な調理器具を使って調理する
  • しっかり食品の中心まで加熱する
  • 素手で食材を触らない
  • 水分の多い生野菜や果物は細菌が繁殖しやすいので入れない
  • 持ち運ぶ際はクーラーボックスで、氷・保冷剤を使用し、温度の上昇がないか確認する。
  • 食べきれるよう一人分の分量は少なめにして、余ったら処分するようにする

[/box04]

部活や試合に差し入れする場合、学校によっては、手作りの差し入れを禁止しているところもあるようですので、事前によく確認するようにしましょう。

熱中症を防ぐには、こまめな水分補給が重要

熱中症に関する基本情報をまとめました。

熱中症って何?

熱中症は、高温や多湿に体が対応することができず、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が減少したり、血液の流れが滞るなどして体温が上昇し、重要な臓器が高温にさらされることにより発症します。

毎年7月から8月に多く発生しています。

梅雨明け後、急激に気温が上昇する7月は、体が熱さに慣れていないため救急搬送車数が急増します。

熱中症は命にかかわる病気であり、特にご高齢の方小さいお子さま体調不良の方肥満の方などは注意が必要です。

熱中症はどんな症状?

熱中症の症状は様々で、主なものは以下のとおりです。

症状に応じて、適切な処置を講じることが大切です。

[box04 title=”軽症”]

(現場での応急処置が可能)

  • めまい
  • たちくらみ
  • 大量の発汗

[/box04]

中等症より重い場合は医療機関へ搬送が必要です。

[box04 title=”中等症”]

(病院への搬送が必要)

  • 気分が悪くなる
  • 頭痛
  • おう吐
  • 体がぐったりする、力が入らない

[/box04]

重症の場合は救急車を手配しましょう。

[box04 title=”重症”]

(入院・集中治療が必要)

  • 意識がなくなる
  • けいれん
  • 歩けない
  • 高体温
  • 刺激への反応がおかしい

[/box04]

参考:全日本病院協会

熱中症が疑われたらどうしたらいい?

熱中症が疑われたら、以下の3点をポイントに処置しましょう。

  1. 涼しい場所へ(風通しのいい日陰やクーラーの利いた室内へ移動させる)
  2. 体を冷やす(衣服を緩める、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やす)
  3. 水分補給(水分、塩分、経口補水液などを補給する)

水分・塩分の補給をしても症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。

自力で水分の摂取ができない場合や、意識障害がある場合はすぐに病院へ搬送します。

熱中症にならないためにはどうしたらいい?

熱中症は予防法を知ることで、ある程度防ぐことができます。

規則正しい食生活

3食(朝食、昼食、夕食)をしっかり食べることが大切です。

軽視されがちな朝食ですが、食事からの水分補給は必要量の約半量といわれています。

食事からは塩分もとれますので、朝食はなるべくぬかないことをおすすめします。

バランスのよい食事を心がけましょう。

予防のために特にとっておきたい栄養素。

  • ビタミンB1(豚肉、レバー、大豆製品、うなぎ、玄米など)
  • ビタミンC(果物、夏野菜など)
  • カリウム(海藻類、夏野菜、スイカ、バナナなど)

十分な休息】

睡眠不足や疲労は、熱中症を引き起こす原因になります。

しっかり休むようにしましょう。

こまめに水分補給】

のどが渇く前に水分補給しましょう。

食事に含まれる水分を除き、1日あたり1.2Lが目安とされています。

寝る前や起床時、入浴前後にも水分補給しましょう。

大量の汗をかいたあとは、水分に加えて塩分を補給するようにします。

適切な環境】

室外

炎天下や高温多湿の場での作業や運動は避けます。

日傘や帽子の着用、日陰を歩く、こまめな休憩をとりましょう。

(帽子は時々はずして、汗の蒸発を促すようにしましょう。)

人と十分な距離が確保できる場合は、適宜マスクを外すようにしましょう。

室内

熱中症は、半数以上が屋内で発生しているといわれています。

室内にいるからといって安心できませんね。

冷房や扇風機で温度を調節、風通しをよくするようにします。

ブラインドや簾を利用して遮光したり、室温をこまめに確認するようにしましょう。

涼しい衣服】

吸汗・速乾素材や通気性のよいもの、ゆったりしたものを着用するようにしましょう。

熱中症に気を付けなければならない日は?

体感でもある程度わかりますが、毎日の天気予報や、暑さ指数熱中症警戒アラートなどによって把握することもできます。

全国の暑さ指数はこちらから確認!

(4月下旬から開始予定です。)

暑さ指数

暑さ指数(WBGT: Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数です。

運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。

暑さ指数(WBGT: Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数です。

運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。

暑さ指数が28を超えると熱中症厳重警戒レベルとなり、炎天下の外出を避ける、室温上昇に注意するなどの対策が必要となります。

環境省情報サイトの暑さ指数の情報は、無料でメール配信を受けることができます。

詳しくはこちらのサイトからご確認ください。

熱中症警戒アラート

環境省熱中症警戒アラートはこちらから確認!

熱中症警戒アラートが出たら厳重警戒です。

環境省と気象庁では、暑さ指数(WBGT)に基づき、熱中症警戒アラートを発表しています。

熱中症の危険性が極めて高いと予測される前日17時頃当日5時に対象都道府県等に対して発表します。

熱中症警戒アラートは暑さ指数が33以上になると発表されます。

熱中症警戒アラートは、ニュース天気予報で知ることができます。

また、メール配信サービスや、LINE公式アカウント「環境省」を友だち追加することにより、お住まいの地域の熱中症情報を受け取ることができます。

熱中症警戒アラートメール配信サービスはこちらのサイトからご確認ください。

LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート配信についてはこちらのサイトからご確認ください

ご高齢の方は暑さや水分不足を感じにくいといわれていますので、暑さ指数や警戒アラートを参考に周りの方が適宜お声がけをするようにしましょう。

まとめ

今回は、熱中症予防の差し入れについての情報をお伝えしました。

近年、熱中症の危険性は高まっています。
小さなお子さまやご高齢の方は特に注意が必要です。
熱中症の症状が出たら、「涼しい場所へ移動」、「体を冷やす」、「水分補給」などの適切な処置をしましょう。
症状によっては病院への搬送が必要です。
差し入れの基本は腐りにくいもの、常温保存ができるものです。
塩分やクエン酸の摂取ができる食べ物がおすすめです。
水分補給はノンカフェインのお茶や水で、適切に塩分も補給するようにしましょう。
運動部や汗をかくお仕事の方には、スポーツドリンクがおすすめです。
カフェインの含まれたお茶やアルコールは利尿作用のあるため、水分補給には不適です。
食中毒には細心の注意をはらいましょう。

熱中症は正しい知識をもつことで予防ができます。

お子さまの部活の差し入れなど、悩まれる親御さんもいらっしゃると思いますが、ポイントを押さえて選べば大丈夫です。

きっと喜んでいただけると思いますよ。

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